良い睡眠を得る方法論を突き詰めると、結局そうだよねという話 [書評]

僕は寝ることが大好きだ。

 

 

 

朝まで飲んで騒ぐのが楽しい! 徹夜で勉強して試験に臨む!etc

 

 

普段は寝るべきであろう時間を寝ること以外に使うということは人生でもよくあることだろう。

 

 

ただ僕の場合、たったの一夜だけでも寝ることを惜しむと、次の日は信じられないくらいの倦怠感、脱力感、イライラ、睡魔などで一日を棒に振ってしまう体なのである。

 

 

学生時代にテスト勉強のため人生で初めての徹夜をしたのだが、時間が経つにしたがってイライラがたまり、集中力などほぼゼロのまま次の朝を迎えた。

 

 

当たり前のように、テスト中はただならぬ睡魔が僕を襲い、問題を解くなどできないまま、そのテストの出来は最悪であった。

 

 

この日を境に、僕は徹夜というものから縁を切ったのである。

(今でもごくたまに徹夜をしないといけない状況になることがあるのだが、例にもれなく次の日のコンディションは最悪である。)

 

 

 

とここまで睡眠が僕にとっていかに大事かを語った訳であるが、そんな僕が最近きにするようになったのは、睡眠の”質”である。

 

 

では結局、どうすれば私たちがぐっすりと眠ることができるのだろうか。

 

 

ここは、かの有名なスタンフォード大学に教えを請うとしよう。

 

 

 

スタンフォード式 最高の睡眠

スタンフォード式 最高の睡眠

 

体温を上げて、下げる

ここで書かれていたのは、入浴や足湯などで一旦体温を上げ、皮膚などから上がった熱を放熱し、体の深部と表面(皮膚)を縮める ことにより、スムーズに入眠に移行できるのだという。

 

 

確かに、ゆっくりとお湯に浸かってからの方が眠くなりやすいというのは、実体験としてあった。なるほどね。

 

 

 

 

寝る前に強い光は見ない

ブルーライトなどの光は人間の覚醒をうながし、脳が昼と勘違いするのだ。

 

まあ、当たり前といえば、当たり前のことだ。

 

 

 

朝起きたら、まず朝日を浴びる

 

朝日を浴びることで、体内時計がリセットされ、よりシャキッと目覚めることができるのだそう。(メラトニンやら、セロトニンやらの関係らしい)

 

そして体内時計が整うことにより、夜になるにつれて眠くなるという循環を生むのだ。

 

こちらも、光によるコントロールである。

 

 

 

軽度の運動をする

運動は様々な健康効果が知られているが、もちろん睡眠にも効果的であり、特に午後の運動は効果的なのだそう。ウォーキングなどでも十分だそうだ。

 

 

大事なことは、寝る前にしない

これも、寝る前の脳の覚醒を抑えるということらしいが、現代人には難しいかもしれない。

 

朝にずらすなどの工夫が必要だろうか。

 

 

まあ、結局そうだよね

 

 

この他にも、入眠から最初の90分で、8割の成長ホルモンが分泌されるとか、音よりも光で目覚めるといいとか、夜の冷やしトマトがいいとか、色々書いてあったのだが、よく眠るために必要なのは結局、同じ時間に朝日のもと起床し、昼はしっかり体を動かし、夜はゆっくりお風呂に入り、同じ時間に寝ることが大事なのだ。

 

 

まあこの当たり前の習慣が難しいのが現代人ではあるのだが、逆にこの当たり前を習慣化することで、ぐっすりとねむり、昼間のパフォーマンスをあげることができるならば、試さないわけにいかないだろう。まずは朝日を浴びることから始めるか、、